180や360が、なかなか回らない。原因はたいてい技術ではなくて、「空中で回る感覚」が体にないことです。
でも雪の上だと、転ぶのが怖くて何度も試せない。だからオフシーズンのトランポリンが効きます。同じ動きを、安全に何十回でも繰り返せる。
【まず、まっすぐ跳ぶ】 回転の前に、垂直に跳んで同じ場所に降りる。これだけを何回かやってみてください。
体が傾いていると、回り出した瞬間に軸がぶれます。手は体の近く、目線は前。つま先で上に押す感覚がつかめれば十分です。
【半回転からはじめる】 跳ぶ瞬間に、回りたい方向へ肩と腕を先に送る。これが「先行回転」です。雪上のFS180・BS180と、体の使い方はまったく同じ。
あごを回る側の肩に寄せて、半周先を見にいく。着地点が見えたら腕を軽く開くと、回転が止まります。
【360は、180の延長】 やることは180と変わりません。それを大きく、速くするだけ。
先行回転を深くとって、跳ぶ高さも使う。あとは空中で、腕と膝を引きつける。フィギュアスケートのスピンと同じで、縮こまるほど速く回れます。
「倍回す」と思うと力むだけ。引きつけて加速する。この感覚が見つかると、急にしっくりきます。
【安全に進める】 最初から高さは出さないこと。低い半回転から積むほうが、結局は早いです。
回す向きは、雪上でやりたい方向に合わせておく。施設のルールとマットの状態も、忘れずに確認を。
トランポリンでつかんだ感覚は、そのまま雪上に持っていけます。夏に入り口だけでも触れておけば、初滑りの一本目から違うはずです。